古渕孝仁税理士事務所様の紹介
古渕孝仁税理士事務所様は、先代であるお父様が昭和43年に開業した堺で50年以上の歴史を持つ老舗の税理士事務所です。小規模企業と二人三脚で取り組むスタイルの事務所で個人600名以上、法人200社以上のお客様を抱えています。私たちゼネラルスタッフの顧問もしていただき大変お世話になっています。
今回は、代表の古渕孝仁様と弊社を担当してくださっている林健次様に、弊社会長の上田潔が税理士事務所としての特徴やゼネラルスタッフとの関係性についてご対談いただきました。
古渕孝仁税理士事務所様インタビュー
-ゼネラルスタッフとのお付き合いが始まった経緯を教えてください。
古渕税理士
会長とはもともと同じ高校の出身で、同窓会活動を通じて知り合いました。そこから確定申告などピンポイントでお手伝いさせていただくことはありましたが、しばらくしてゼネラルスタッフ様で顧問税理士を探しているということで私たちにお声がけがありました、現在は御社の顧問税理士として関わっています。
上田会長
元々同窓会で知り合いましたが、税理士として誠実に仕事をしていらっしゃるなという印象で、とても信頼しております。
-どういったいきさつで設立された税理士事務所ですか?
古渕税理士
父が昭和42年に税務署を退官して、堺の地で税理士事務所を設立したのがはじまりです。当時は個人事業主の青色申告制度が開始された時期で、国を挙げて個人事業主の記帳指導を推進しようとしていた時代でした。
当時、私の父は税務署で個人課税の担当だったので、それを機に退官して税理士として個人事業主のサポートをしようと税理士事務所を開業しました。
上田会長
そのような経歴ですと今でも個人事業あるいは法人企業の顧問先が多いのでしょうか?
古渕税理士
おっしゃるとおりです。2020年度は個人事業主の確定申告だけで600名分になりますし、法人については200社以上の顧問をさせていただいています。
お陰様で父の代からのお客様もいらっしゃいますし、さらに紹介でお客様は増え続けています。残念ながら個人事業主の場合は亡くなられたり、企業も代替わりが発生したりすることもありますが、それでも40%程度は父の時代からの息の長いお客様です。
長いお客様だと親子三代にわたってお付き合いくださっている方もいます。
上田会長
親子三代と申しますと、貴事務所も親子三代で運営されていますよね。
古渕税理士
はい、息子が入所して親子三代で運営しております。お陰様で堺でも老舗の税理士事務所として活動させていただいております。ちなみに私の祖父・祖母も堺出身で私も堺で生まれ、堺で育ちました。
上田会長
そうなのですね。どおりで堺の中心部の良い立地に自社ビルを構えていらっしゃると思いました。
―税理士業務の中でもどういった業務に強みをもっていらっしゃいますか?
古渕税理士
もともと個人事業主様をサポートするために始めた事務所だったので今でも法人、個人関わらず小規模なファミリー企業・事業のサポートが業務の中心になっています。
上田会長
小規模企業のサポートが手厚いなというのは弊社としてもなんとなく感じております。ちなみに、私たちを担当してくださっている林先生はどのような経緯で貴事務所に来られたのですか?
古渕税理士
もともと税理士資格を持っておられて、東大阪の税理士さんの紹介で入所してもらいました。弊所では主に東大阪エリアのお客様を担当しています。林先生は試験に合格して税理士になりましたが、弊所には税務署出身の税理士で、個人担当、法人担当、資産税担当の税理士も勤務しております。
上田会長
林先生はどのようなお客様を持つことが多いですか?
林税理士
東大阪エリアもそうですが比較的大きなお客様を担当することが多いです。所内の元税務署OBが担当していた顧問先様などの引継ぎも現在行っています。
-古渕先生は近畿税理士会堺支部の副支部長もされているようですが、具体的にはどのような活動をされているのですか?
古渕税理士
まず、大阪国税局に83税務署があり、その税務署にそれぞれ83税理士会支部が存在しております。簡単に言えば、税務署の本店が大阪国税局で、税理士会の本店が近畿税理士会で、それぞれ支店として各税務署・各支部を持って組織されています。そこで、税理士は仕事をするならばどこかの税理士会の支部に加入しなければなりません。そして、私は近畿税理士会の堺支部という所に所属しています。
堺支部には350人程度の税理士が登録しており、様々な活動を行っています。例えば、無料税務相談の開設、また近年特に力をいれている「租税教室」という取り組みがあり、小・中・高校生向けに税金に関する出張授業をすることもあります。林先生も東大阪で租税教室担当していますよね。
林税理士
はい、私も毎年、簿記教室や租税教室を担当しております。後は今の時期(インタビュー当時:2021年2月)だと税務署の確定申告会場で無料税務相談を受けることもあります。今年はコロナの影響で人数は少なかったのですが、それでも200名程度の方は申告相談にいらっしゃいました。
-話は変わりまして、税理士として大切にしているポリシーなどはございますか?
古渕税理士
古い人間かもしれませんが、私はお客様との信頼関係を第一に考えています。信頼関係の構築は税理士業務を行う上でのすべての基礎だと思っています。これは先代の父から学ばさせて頂き、いかにお客様の懐に入るかがポイントだと思います。
私たちの仕事はお客様の生活の中まで見える仕事ですし、良いことも悪いこともすべて知ったうえで最適な対応を考えなければならないので、何でも包み隠さず話せる関係性は税理士として仕事をする上で重要です。
また、父の代からのお客様はこの年齢になっても私をまだ良い意味で子供のように扱って可愛がってくださいますが、そういったお客様との関係性は個人的にも楽しいです。
古渕税理士
後は対応のスピード感も大切にしています。タイムリー的な相談はもちろんですが私どもの仕事には期日という時間の制約があります。その期日までに色々な手続きを期限を逃さず行わなければならないので、相談があったときのレスポンスは良くしなければならないと考えています。
上田会長
ちなみに事務所の所長としての立場からは何か大切にしていることはありますか?
古渕税理士
個人としてもそうですが、事務所として「自分にとって顧問先は数百件の一社かもしれないが、お客様からすれば顧問税理士事務所は一社しかない」ということは常に肝に銘じています。
そのため事務所全体でお客様に適切な対応ができるような体制整備は日々心掛けています。お客様毎に担当税理士はいますが事務所内でもお客様からどのような問い合わせがあっても良いように情報共有を密にして、お客様を事務所全体でフォローできるような風通しの良さを大切にしています。
上田会長
林先生は何か大切にしているポリシーなどはございますか?
林税理士
大筋は古渕が説明したのと同様です。私は元々一般企業に勤めたあとに税理士になりました。その経験を踏まえてお客様の大事なお金を扱う立場でもありますので「税理士の仕事は先生業ではなくサービス業である」という考えを大切にして業務を行っています。
-最後の質問になりますが、古渕孝仁税理士事務所は今後どのような税理士事務所を目指していらっしゃいますか?
古渕税理士
私たち税理士業界はIT化によって大きな岐路に立たされています。定型的な申告業務の付加価値は徐々に低下していくはずなので、税理士としての助言、コンサルティング能力を事務所全体で高めていきたいと考えております。
また、弁護士や社労士などとの士業ネットワークを形成して、税務に限らず何か困ったときにワンストップで解決策を提示できるような窓口になりたいと考えています。
-インタビューへのご協力ありがとうございました-
古渕孝仁税理士事務所について
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メール | t.furubuchi-zeirishi.jp |